こんな症状でお困りではありませんか?
親指・人差し指・中指を中心に、手のひら側がジンジン、ピリピリとしびれる
朝方や夜中に指のしびれで目が覚めてしまい、手を振ると少し楽になる
細かいボタンをかけたり、小銭をつまんだりする動作がしづらくなった
手のひらの親指の付け根(母指球)がやせてきた、力が入りにくいと感じる
デスクワークや家事で手首を使い続けたあと、指先の感覚が鈍くなる
手のひらから指先にかけてのしびれや感覚異常は、最初は「疲れているだけ」「一時的なもの」と見過ごされがちな症状です。しかし、しびれをかばいながら手を使い続けることで、手首の中を通る神経への圧迫が慢性化し、夜間の症状や物をつまむ力の低下へとつながってしまうケースも少なくありません。
要町駅近リカラダ整骨院では、手根管症候群でお悩みの方に対し、しびれの出ている患部そのものだけでなく、手首・前腕の筋緊張や手首のアライメント、肘・肩にかけての動きの連動性、日常の手の使い方のクセにも目を向けながら、身体の状態を整える施術を行っています。
院長の経験から ~夜間のしびれで目が覚めていた40代女性~
パソコン入力の業務が多い40代の女性から、「半年ほど前から右手の親指・人差し指・中指がジンジンしびれるようになり、最近は夜中にしびれで目が覚めてしまう。手を振ると少し楽になるが、朝になるとまた指がこわばっている」とのご相談をいただきました。
お身体を確認させていただくと、手首を手のひら側に曲げた状態を保つ検査(ファーレンテスト)で指先のしびれが再現され、手根管の中央を軽く叩くと同部位にピリッとした響き(ティネル徴候)が見られました。前腕の屈筋群と手首まわりの筋肉が全体的にこわばっており、猫背気味の姿勢から肩がすくみ、手首を反らせた状態でキーボードを打つクセもうかがえました。
当院では、前腕屈筋群・手首まわりの緊張を丁寧にゆるめる徒手アプローチから始め、手首・肘・肩にかけての動きの連動性を整えることを意識した施術を行いました。あわせて、キーボードの高さやリストレストの使い方、就寝時の手首の角度についてもご提案しました。
週1回のペースで通っていただく中で、3週間ほど経過したころから「夜中に目が覚める回数が減ってきた」「朝のこわばりが軽くなった」というお声をいただくようになりました。現在も、デスクワークで手首に負担がかかりやすい生活の中で、前腕・手首まわりのケアとセルフケアの定着をサポートしています。
ひとりで悩まないでくださいね
手のしびれは、「そのうち治まるだろう」と様子を見ているうちに、夜間の睡眠や細かい作業に支障をきたすまで進んでしまうことが少なくない症状です。特に、母指球の筋力が落ちてくると、物をつまむ・落とすといった日常動作にも影響が出てきます。
「夜ぐっすり眠りたい」「仕事や家事の手を止めずに過ごしたい」「趣味の手芸や楽器を諦めたくない」——そのような日々の願いを、手のしびれのせいで後回しにしてほしくありません。
要町駅近リカラダ整骨院では、しびれの背景にある手首・前腕の筋緊張やアライメント、手の使い方のクセを丁寧にお聞きしながら、身体面からできるサポートを一緒に考えていきます。手のしびれや感覚異常でお悩みの方は、我慢せずにお気軽にご相談ください。
手根管症候群で考えられる背景
■ 手根管の中を通る正中神経への圧迫
手根管症候群は、手首の手のひら側にある「手根管」というトンネル状の空間を通る正中神経が、周囲の腱の腫れやトンネル内の圧力上昇によって圧迫されることで、親指から薬指の一部にかけてのしびれや感覚異常が生じると考えられています。母指球の筋力低下など強い症状がある場合は、まず整形外科での検査を受けていただくことが大切です。
■ 手首・前腕の筋緊張による手根管内圧の上昇
前腕の屈筋群や手首まわりの筋肉に慢性的な緊張があると、手根管を通る腱の動きが悪くなり、トンネル内の圧力が高まりやすくなるとされています。デスクワークやスマートフォン操作、手先を使う細かい作業が続く生活では、こうした筋緊張が積み重なりやすい傾向があります。
■ 手首を反らせた姿勢の習慣化・繰り返し動作
キーボード入力やマウス操作、調理や掃除などの家事動作で手首を反らせた状態を続けると、手根管内の圧力がさらに高まりやすくなります。同じ姿勢や動作を長時間繰り返すことが、症状の出やすい下地をつくってしまうことがあります。
■ 妊娠・出産や更年期などホルモンバランスの変化
手根管症候群は、妊娠中や産後、更年期の女性に多く見られる症状としても知られています。ホルモンバランスの変化によって手根管まわりの組織がむくみやすく、神経が圧迫を受けやすい状態になることが背景として考えられています。
■ 猫背・巻き肩など姿勢の乱れによる腕全体への波及
猫背や巻き肩の姿勢が続くと、腕を身体の前方で使う機会が増え、前腕から手首にかけての筋肉が常に緊張しやすい状態になります。肩や肘の動きが硬くなることで、その分の負担が手首の神経の通り道に集中してしまうことも考えられます。
手根管症候群でお悩みの方へ
― 医学的エビデンスに基づいた施術の考え方 ―
手根管症候群は、手根管の中を通る正中神経が周囲の組織から圧迫を受けることが背景にあるとされ、症状が強い場合の診断や注射・手術的な対応は医療機関が担う領域です。そのうえで近年の研究では、手技療法(マニュアルセラピー)が、痛みやしびれの軽減、手の機能改善に役立つ可能性が報告されています。 当院では、このような研究知見もふまえ、医療機関での診断・処置を大切にしていただきながら、手首・前腕まわりの緊張緩和と手の使い方の見直しを組み合わせた徒手療法を中心に対応しています。■ 手首・前腕への徒手アプローチは、手根管症候群にどう関わるのか?
手根管症候群に対する手技療法の効果を検証したシステマティックレビューやランダム化比較試験が近年複数報告されており、保存的な施術の選択肢としての可能性が研究されています。① 手根管症候群に対する手技療法の効果を検証したシステマティックレビュー・メタアナリシス
The effectiveness of manual therapy on pain, physical function, and nerve conduction studies in carpal tunnel syndrome patients: a systematic review and meta-analysis
掲載誌(発行年)・著者:International Orthopaedics(2022)/Jiménez-Del-Barrio S, Cadellans-Arróniz A, Ceballos-Laita L, et al./システマティックレビュー・メタアナリシス/エビデンスレベルI
論文リンク:https://doi.org/10.1007/s00264-021-05272-2
軟部組織や神経の滑走性を高める手技療法を単独で用いた研究のみを対象にまとめられたレビューです。手技療法を受けたグループでは、痛みや手の機能、神経の伝わり方に関わる検査値において改善が見られたと報告されています。手首まわりの徒手的なアプローチが、症状の緩和に役立つ可能性を示す知見といえます。
② 手根管症候群に対する手技療法および関連する施術の効果を検証したメタアナリシス
Manual Therapy and Related Interventions for Carpal Tunnel Syndrome: A Systematic Review and Meta-Analysis
掲載誌(発行年)・著者:Journal of Integrative and Complementary Medicine(2022)/Du J, Yuan Q, Wang XY, et al./システマティックレビュー・メタアナリシス/エビデンスレベルI
論文リンク:https://doi.org/10.1089/jicm.2022.0542
手技療法およびそれに関連する施術を受けたグループと、他の施術を受けたグループとを比較した6件の研究をまとめたメタアナリシスです。手技療法を受けたグループのほうが、手の症状の重さや機能の評価スコアにおいて優れた改善を示したと報告されており、手のしびれや機能低下の回復を後押しする施術法として位置づけられています。
③ 手首・前腕への2種類の徒手モビライゼーション技術を比較したランダム化比較試験
Comparison of two manual therapy techniques in patients with carpal tunnel syndrome: A randomized clinical trial
掲載誌(発行年)・著者:Caspian Journal of Internal Medicine(2020)/Talebi GA, Saadat P, Javadian Y, Taghipour M/ランダム化比較試験(RCT)/エビデンスレベルII
論文リンク:https://doi.org/10.22088/cjim.11.2.163
手根管症候群と診断された30名を対象に、手首・前腕まわりの組織へのモビライゼーションと、神経の滑走を促すモビライゼーションという2種類の徒手療法を4週間実施し、効果を比較したRCTです。どちらの方法でも痛み・手の症状の重さ・機能の評価スコアが実施前後で明らかに改善したと報告されており、手首・前腕への徒手的なアプローチが短期間でも症状の緩和に役立つ可能性を示す研究です。
■ なぜ手首・前腕への徒手アプローチが症状の緩和に役立つのか?
手根管症候群の背景には、正中神経の圧迫そのものだけでなく、以下のような身体的な要因がしびれの出やすさに影響していると考えられています。- 前腕屈筋群・手首まわりの筋肉の過緊張による手根管内圧の上昇
- 手首を反らせた姿勢の習慣化・繰り返し動作の蓄積
- 妊娠・出産や更年期などホルモンバランスの変化によるむくみやすさ
- 猫背・巻き肩など姿勢の乱れによる腕全体への負担の波及
■ 当院の施術の特徴
- 前腕屈筋群・手首まわりへの丁寧な徒手アプローチによる緊張緩和
- 手首・肘・肩にかけての動きの連動性を整える調整
- デスクワークや家事動作、就寝時の手首の角度など日常動作の見直しのご提案
- 猫背・巻き肩など姿勢の評価とセルフケアのご案内
■ 医療機関での診断と併せて、身体面からのサポートを
手根管症候群は、症状の程度によっては医療機関での注射・手術などの処置が有効な選択肢となる症状です。そのうえで、手首・前腕まわりの緊張や日々の手の使い方を整えることは、しびれと付き合いながら仕事や家事を続けるための助けになり得ます。「夜中にしびれで目が覚める」「注射や手術以外にできることも知りたい」という方は、お一人で抱え込まずにご相談ください。- 手根管症候群の医学的な診断・処置は医療機関の領域であり、症状が強い場合はまず受診が基本となる
- 手技療法(マニュアルセラピー)は、複数の研究で痛み・しびれ・手の機能の改善に役立つ可能性が示されている
- 手首・前腕への徒手アプローチ+日常動作や姿勢の見直しの組み合わせが、症状と付き合う身体づくりに有効
手のしびれや、夜間に目が覚めてしまう不安でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
